本当にあっという間に2月も最終週を迎えましたが、それぞれの担当業務、お疲れ様です。そして、ありがとうございます。
今週末の2月28日(土)は、31年前に当社で死亡事故を起こした日にあたります。
今年も事故の状況を現場作業に従事される方々と共有していただき、2度とこのような災害が発生しないよう意識を高めて下さい。
そのことこそが、故人に対し当社が出来る唯一の供養です。
↓↓死亡事故発生状況(手描きの状況図は当時のもの)
新宮川ダム仮排⽔路 死亡事故 平成7年2⽉28⽇
(内容を理解するのが難しい方は安衛品管室にお問い合わせください)
発生後、災害の原因になったガントリジャンボの内側に突出していた昇降用油圧ニップルを、安全な場所に移設するのに30分もかかりませんでした。
つまり先に誰かがリスクに気づいて対応していれば、死亡事故は食い止められたのです。
事故が起きてから対策をしても、失った命や痛みは戻ってきません。この時の教訓が「災害が起きてやること 先にやろう」です。
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優先すべきこと
中部電力・浜岡原子力発電所の再稼働審査において、重大かつ悪質な不正が先月発覚しました。
15年前の福島第一原発事故を教訓に原発を稼働させるための安全基準は強化され、それをクリアするためのデータを取りまとめる中で、中部電力は基準に合うようデータを操作したのです。
15年も停止し収益が出ないこの原発に、その間1兆4千億円という膨大な支出がありました。1日も早く再稼働して取り返すため、担当部署として基準の審査を通したいという気持ちが不正の原因のようです。
ある管理職がデータを操作する指示をした際、別の管理職が「不正に見られるからおかしい」と指摘したものの、指示した管理職のほうが役が上で「安全性は変わらないから進めろ」と押し切ったとのことです。
この考え方が大きなポイントだと私は思います。
客観的な数字では基準に達していないデータがあっても、「安全性は変わらない」という主観的判断が不正を強行させたといえると思います。
この主観的判断をさせたのは間違いなく「再稼働を優先」する気持ちでしょう。
個人で出来ることではないので、組織ぐるみであることは間違いないありません。
データを改ざんしたのですから、当然関係者それぞれはよくないことをしている自覚はあったと思いますが、それでも電力会社の内部では客観的な安全性よりも原発の再稼働を優先したわけです。
昨今、内部通報でいろんな不正が発覚する事件が続いているにも関わらず、こんな不正を大人数で強行してしまう、それがもっとも怖い部分だと思いました。これも一種のヒューマンエラーなのでしょう。
結果、当然のように内部から事実が発覚し、再稼働に向けた動きが「白紙」に戻りました。優先した結果が真逆になったわけです。そして会社全体の信頼も失墜しました。
何を優先するのか、つまり何を目的にするのかで人の行動は変わります。
当社の「企業目的」にはこう記載しています。
(前略)住民の皆様や顧客の皆様に満足をいただける仕事をします。その成果として、適正な利益を確保し、(後略)
もっとも優先すべき「満足いただける仕事」とは、相手との信頼関係をつくることと言えます。利益はあくまでその「成果」であるということを忘れないで下さい。
これを誤ってしまうと、今回の中部電力のように真逆の結果を招いてしまいます。
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雪トンネル
新潟県長岡市には積雪が2mを超すような地域があり、玄関から道路に出るまでの除雪だけでも1時間以上かかってしまうという状態を回避するため、玄関と道路をつなぐトンネルのような施設を積雪前に設けて、作業を軽減させることを可能とする方法を開発中です。
※同市プレスリリース
豪雪地の生活を支える“雪に負けない道”
除雪に従事する人が減少していく中、今までとは違う発想をしての雪対策が今後求められると思います。その見本のような取り組みではないでしょうか。
変化の大きな時代、このような発想力が重要です。
※ニュース動画
除雪の負担軽減へ“雪トンネル”設置!玄関と道路つなぐトンネルの開発進む「1時間半かかっていた除雪作業が5分に」新潟 (26/02/05 19:19)










