寒暖の差が激しい毎日で体調管理が難しい中、それぞれの担当業務お疲れ様です。そしてありがとうございます。
先週「社長を語る詐欺メール」のことを紹介しましたが、先週は岐阜県多治見市の会社が同様の手口にひっかかり、なんと1億円をだまし取られたとのこと。
経営者かたる「ニセ社長詐欺」相次ぐ、岐阜の会社が1億円被害 [岐阜県]:朝日新聞
お金の振り込みをされた方が先に事例やニュースを聞いていればそんな目に合わなかっただろうと思うと、なんとも痛ましい気持ちです。どんなに悔しい思いをされていることでしょう。
記事を読むと同じようなやり口での被害総額は全国で約5億4千万円(!)を超すのだそうです。
前回も書きましたが事例を見聞きした際の「自分はそんな被害に合わない」という思い込み、いわゆる「正常性バイアス」がむしろひっかかるリスクになります。
どんな事例も「自分にも起こるかもしれない」という意識を少しでも持つことで、小さな違和感に気づきやすくなるはずです。
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変化しながら持続する
脳科学者である茂木健一郎さんが、あるメディアで「変化しながら持続する」という小題で以下の文章を掲載しており、非常に共感を覚えました。
(本社の新年挨拶でも紹介しました)
伊勢神宮は1300年以上、20年ごとに全ての社殿を新しく建て替える「式年遷宮(しきねんせんぐう)」を行ってきました。
その際、本殿で使用されていた材木は、捨てられるのではなく表面を削り整えて周りの社におろされます。まさにエコシステムの実践です。
そしてこの遷宮で使われる木材(主にヒノキ)は、「神宮備林(じんぐうびりん)」といわれ、長い年月をかけて計画的に育てられています。
今日植林したその木材が使われるのは、100年後とか200年後の遷宮です。植林したその人は、その頃は当然この世に生きていないはずです。
つまりその人は、未来を思い描きながら木を植えているのです。そこには、日本人ならではの自然観や信仰、循環の思想が深く息づいています。
そして20年に一度遷宮を行うことで、技術も次代に継承されていくのです。
こうした式年遷宮に象徴されているのが「常若(とこわか)」の思想です。
「古いものを新しく作り替えながら、永遠に生命を繋いでいく」という、循環と再生の思想です。
これによって永遠の若さや新しさが保たれると日本人は考えてきたのです。
昨年、当社は30年周期で大きな流れが変わっていくということをお伝えし、2025年からの10年がその転換期と位置付けました。伊勢神宮は20年ですが、当社は30年が区切りだということになるのでしょう。
「古いものを新しく作り替えながら、永遠に生命を繋いでいく」という「常若」の考え方を全員が持ち、会社の歴史を未来へとつなげていくよう一人ひとりが自覚を持って行動していただきたいものです。
あと2ヶ月で当社は設立から60周年を迎えます。
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31年
先週17日は阪神淡路大震災から31年目の日でした。
31年前のこの日、自宅が全壊した山崎エリナさんはその逆境をバネに写真家になるという夢を実現しました。
そして最近はインフラ現場を撮影する仕事が中心となり、昨年末には土木学会からまさに「土木」というタイトルのフォトエッセイ集が出版されるまでの経緯をご自身のブログで書かれていました。
当社での撮影がそのきっかけになったことに改めてご縁を感じました。以下、ぜひご一読を。
阪神淡路大震災の経験から写真家へ。フォトエッセイ集『土木 -100年後の日本を支える「人の力」』










